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義歯(入れ歯)相談室 中川歯科医院 大阪市平野区
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患者さんの声

2019/12/19 M.S 女性 59才 ロンドン在住
上顎2歯欠損

 

ロンドンからのメールである。

実家の父が心臓ペースメーカーの入れ替えの手術をするため10日ほど入院。
12月16日関空着、来年1月8日出国の予定で日本に帰国します。
その間に先生にぜひミラクルデンチャーを装着していただきたいのです。
2001年の夏に実家近くの歯科医院で上顎の前歯真ん中2本(1|1)を差し歯にしました。
その年、渡英しました。
その差し歯が数年前に初めて外れ、ロンドンの歯科医院(NHS National Health Service)で接着してもらっていたのですが、昨年度々外れる様になり、差し歯の根本が割れているという事で様子をみていたのですが、今年7月、根元を全部抜き、入れ歯にしました。
入れ歯はNHSの1番高い270ポンドで作ってもらうもので、プラスチックのような素材です。
見た目はとても自然な感じで、後日に診てもらった時には、入れ歯安定在を使う様に言われ、それからはFixodentというチューブに入っている安定剤をつければ外れることはないのです。
しかし、入れ歯の歯の付け根から2.5cmくらい半円のピンクの床があり、そのために食物の味がわからなくなり、食べる楽しみが激減し、苦しんでいます。
入れ歯を入れてから「さしすせそ」「たちつてと」等が非常に言いづらくなり、周りの人にはそれほど発音は変わらないとは言われるのですが、自分としては元々あまり滑舌の良くないのがもっと発音しにくくなり、入れ歯になってから5か月ほど経ちましたが、自分では発音の違和感が解消されず、とても悩んでいました。
どうにかして、この問題が解消されないかと色々インターネットで調べていて、ミラクルデンチャーのことを知り、連絡しました。

海外の方からのお尋ね、依頼が時々あるが、現地に帰ってから何かあった時には、ミラクルを知らない歯科医師ではどうにもならないのが現実である。
そうした理由で最近はお断りしている。
しかし、この患者はメールに、その義歯の写真を添付して送って来た。
見ると、日本でも作製されているノンメタルデンチャー(ノンクラスプデンチャーと言われているが、クラスプは有るので、ノンクラスプデンチャーの命名は間違いである)である。
材質の問題があるが、少なくとも安定剤、接着剤など使わずに何とか出来るのでは?
と思い、来院してもらう事にした。
実際に挑戦してみて、一瞬難解である事が判明したが、暫く考えていると思い付く事があり、時間もあまり余裕が無いので、思い切ってパイオニア精神で挑んでみた。
思い通りに出来たので、明日お出で頂く事にし、決して外さない様にと伝えてお帰り頂いた。

 

 

 
 
 
 
 
 

2019/12/19

結果は予想通り良好で、外すと内面に食物残渣等、何も入っていなかった。
気になる床をより小さく、薄く削合。
最後の止めを刺す処置を行い、多分上手く機能する義歯に改造、修理出来た事を確認。
堅いオカキを食べてもらい、その後、コンビニに出かけて頂き、おにぎりとおでんを食べて貰い、納得して頂いて終了とした。
発音も改善されたが、口蓋を覆うプラスチック床が食物の味わいを奪っている事。
それが大きく改善された事が一番うれしかった様である。
1月8日の帰国までに何かあれば連絡いただく様にと伝えた。
今回、今迄に無かった新たなるミラクルを思い付き、今までに無かったミラクルワールドが出来上がった。
大きな収穫であり、今でも興奮している。
早速、全国のミラクル会員600人全員に試験問題を含めた8年前から送信しているミラクルキャッチを作成し送信した。

 
 
 
 

そのミラクルキャッチ 919 (1000で終了する予定)を披露しておきます。

ミラクルキャッチ 919

最近、アレコレと気付く事多く、それらを発表しながら、ミラクルキャッチ等で問題を出して回答を頂こうと考えていた。
順番にアレコレとデーターを整理していたが、大異変が生じた。
12月19日、昨日の症例は、あまりにも面白く、そして何とか克服し切った。
是非、その内容を考えて頂き、回答を頂きたい。
この患者、英国在住で、昨日家族が手術のため帰国した。
ミラクルを作製、装着する事は、無責任(英国へ帰ってから、何かあった場合、どこの歯科医院でも何も出来ない)と考え、ミラクル作製、装着を敢えてお断りした。
しかし、現在装着されている義歯の写真を、患者がメールに添付して送って来た。
その写真を見るや心が動き始めた。
挑戦したくなり、来院させた。
患者はロンドンの歯科医院で前歯2本のポスト冠が何回も外れ、結局は抜歯となり、270ポンドの自費の義歯を装着してもらったと言う。
しかし、患者はその調整をしてもらう事も無く、写真にある接着剤を使用する様にと言う指導に従っていた。
実に、クダラナイ、子供の幼児の玩具の様な義歯を患者に、ただ提供したに過ぎないと思われる。
しかし、一切診ずして、方針は立たず。
家族の手術の事もあり、手術の終了時間の事もあって、何とか17時30分に予約を取った。
17時30分の予約であったが、診療室への道を間違え、到着したのは18時15分である。
患者は携帯電話を持っていないので連絡が出来なかった。
まず、マル模の印象を採り、口腔内を観察。
保険証も無いので、パノラマ撮影をしなかった。
簡単なミラクル装置で云々と考えていたが、チョイと困難である。
そこで、会長は熟考した。
暫くして、大体のキー&ロックを思い付いた。
ヒョットスレバ、ミラクル史上初めての考え方であるかもしれない。
その浮かんだ瞬間、ミラクルの新しい世界が生まれ、会長1人が興奮していた。
18時20分から19時21分までの、61分の1本勝負であった。
4月のFM会員総会か、7月のFJ会員・FG会員合同総会で、その詳細を語ってみたい。
恐らく、ミラクルを知らない世界中の歯科医師は、一切気付く事無く、一生を終えるであろう。
先生方、ミラクルの根本を見据えるなら、回答(正解)が出てくるはず。
今回は、参りました、降参!と言うのも、最後に回答として書かれるのも、良しとしよう。
多くの回答を待っている。

ミラクルラボの14名のミラクルテクニシャン達にも同様に出題した。
出題から3日、会員やテクニシャン達からも回答が来ているが、今のところ正解は無い。

 
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