最近はアレコレと多忙で、出来得る限りミラクル作製希望の患者を他のミラクル歯科医院へ紹介していたが、この患者の切羽詰まった状況とこの日の時間的余裕もあったので、この患者を来院させる事にした。
もし、その日ミラクル (その日にミラクルを作製、装着) を作製するとなれば、ミラクルラボのテクニシャン15人の中から製作担当を決め、その担当の時間的余裕も検討しなければならない。
また、その日ミラクルとなると、使用する材料があくまで既製品であり、その義歯が10年以上使用に耐え得るか否かは不明である。
とすれば、本当のミラクルを作製すべきで、その間、せめて1週間ぐらいは流動食、マスクで、と患者に言わざるを得ない。
もちろん、保険適用の暫間の義歯を作製してと言う事もあるが、そこまで出来る時間と余裕が無いのが、今回の状況である。
しかし、症例によっては、残存する歯牙の動揺が大きく、次回の診療までに歯牙が抜けてしまうとなれば・・・・
これには、その日ミラクルデンチャーで対応するしかないし、また実際この数年間、相当数のその日ミラクルで対応して来たのは事実である。
この患者のメールを以下に掲載する。
前歯6本のブリッジが昨日朝から取れてしまって、悲惨な状況です。
歯科医院が怖く放置していたので、上の歯は3本しか残ってないです。
昨日はマスクして仕事に行っていましたが、流石に今日は休みました。
今日か明日にでも予約出来ないでしょか?
早速連絡をして、患者はこの日の15時過ぎに来院。
外れたブリッジから1歯だけを再セットした。
義歯が出来るまで、1週間ほど会社を休むと言う話から、某ミラクルラボテクニシャンと相談、短期間で何
とか製作してくれる様に依頼!
直ちに印象、そして咬合採得へと進め、次回1週間後の火曜日装着の予約とした。
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