下顎義歯装着の不具合と左側犬歯が抜けているので何とかしてほしい。
上顎の前歯を抜いて、何とか目立たぬように早く義歯を入れてほしい。
これらがこの患者の希望である。
しかも経済的に苦しいとのこと。
じっくりと考える ・・・・
時間は18時30分。
アレコレを考え、その処置過程を瞬間でまとめ上げた。
よーし やるぞッ!
80分後の19時50分に上下顎、予定通り完全終了となった。
下顎の義歯には、歯牙の抜けている部分に増歯を行い、何とか違和感を無くし、満足出来るような装着までを行い、完了とした。
上顎の義歯は本来、ミラクルラボテクニシャンに作製依頼するが、患者の経済的問題があり、また少数欠損の義歯でもあったので、何とか診療室内で簡単にやり終える事にした。
動揺のある両隣りの歯牙 2|2 は、その義歯を入れ込む事で、しっかりと固定、保護されているところまで確認出来た。
にわか作りの、それでも装着の違和感が無いミラクルである。
作製時間は30分であった。 |