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義歯(入れ歯)相談室 中川歯科医院 大阪市平野区
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患者さんの声

2008/12/19   I.S 男性  50才   大阪府枚方市在住
上顎11歯欠損
下顎10歯欠損

 

上下の義歯の不具合にて来院。
始めに、その上下の義歯の修理を行い、その後、約3ヶ月間、歯牙の処置を行なう。
翌年4月に上下ミラクルプレート(白金加金・金属床)を装着。
装着以来、3年間まったく来院せず。

2012/3/23
今回、3年ぶりに来院しました。
3年前に上下を装着して、上に関して、1〜2回程、少し緩んできたかなと思うぐらいで、中川歯科医院を訪れるほどではなかったです。
ミラクルを作る前は何も食べられなかったのに、作ってもらってからは、何でも食べられるようになりました。
何も挟まらないです。
ゴマとかも大丈夫です。
入れ歯の中に物が入らない。
入って痛いとかは、なかったです。
おもち、パン、ごぼう、イカ、食べられない物は何もないです。
何も気にしなくていいようになった。
本当に不具合はないです。
今回来るきっかけになったのは、パンを食べていて、前歯に負担がかかったのか、隙間が出来てきたような感じになったので来院しました。

 
 
 
 
 

この患者はミラクル・メタルプレート(白金加金金属床)を装着してから3年間来なかった。
他院にも訪れていない。
3年ぶりにレントゲン写真を撮ってみた。
3年前の写真と今回の写真が入れ替わっているのではないか、と思われた。
ブリッジで連結されている方が古い方で、でない方が新しい。
などと考えなければならないほど、3年後の方が歯牙を覆っている骨の具合にしても良好である。

この時、改めて確信した。

それはミラクルを入れた事により、経年変化で歯牙を覆う骨の衰えが感じられない事だ。
大抵の義歯では、この患者さんのような歯牙の残存状態では、当然のごとく骨が衰えていく。
それが、至極当たり前と考えられている。
しかし、このレントゲン写真ではむしろ骨の増殖さえ確信させるような像を示している。
これがミラクルの真実であり、すべてである。
故に、ミラクルは歯牙を事実、保護している事になる。
世界中で、他にこのような義歯があるとすれば、私は飛んで行ってその義歯の全てを勉強するであろう。
恐らく、世界中を探しても無いと思われる。

ミラクルデンチャーはそうした意味合いで、他の義歯の追随を許さず、他に類を見ない義歯であると言え、なおかつ不適応も無い。
ミラクルは完璧の世界にある。
それぞれの患者の満点を追及できるテクニックのほとんどはすでに確立している。
それらを出来る限り、講習会などで開示してきた。
会員達は、講習会で聞いたことを素直に受け入れ、患者にそのテクニックを施した時、その患者の喜ぶ声を聞いて、初めてミラクルの全てを確信するに至ることが多いようである。

ミラクルは嘘の無い世界にある。
歯科界における未曾有の出来事が9年前に生じ、ミラクルデンチャー、ミラクルフィット、ミラクルフィット3、ミラクルU、ミラクルVと展開し、着実に発展している。
つまらない、いやもっと良いモノがあるぞとなれば、その日、その時に過去を消滅させ、それに代わる最良のモノへの追及へと言った姿勢で全てに対して臨んできた。

ミラクルラボのテクニシャン達には、全国の会員の先生方の事を考えてミラクルを作製するのは当たり前であるが、自分の嫁さんや子供たちには、また両親には、どうするだろうかと言った事を考え、その先の患者の事を想い、作製するように散々指導してきた。
テクニシャン達がどれほど忙しくても、その作製した義歯の結果がどうなったのかと言う事を知らしめるために、その患者の治療中には必ず、診療室へ呼び、その実態を見せ、患者の望むのはコレとアレであると教えてきた。
歯科界では、ラボを持っている歯科医院を除けば、テクニシャンは診療室に滅多に顔を出さない。
それが常識となっている。
診療室に入る事さえ不自然な、何か習慣めいたものがある。

歯科医師の助けになっていないなどと、決して述べているのではない。
患者と接触せずして、作製しているものは単なる工作でしかないのではと論じているのだ。
つまりは、患者が何を望み、何を欲しているのかを認識すらしていない状況には呆れ果てる。
こうした体制を、どうして改善しないのか?
歯科医師会は? 厚労省は?
摩訶不思議である。
患者に接触せずして、患者の希望する義歯など作製できるものではない。
今後における大きな重要課題である。
もし診療室にテクニシャン達が入るのは当然と言った状況にでもなれば、彼らテクニシャン達の技工物作製の意欲も生き生きと相当にあふれ出るに違いないと考える。

歯科医師の自己満足、テクニシャンの自己満足・・・・
これでは全く様になっていない。
患者の満足が得られなければ、意味が無いのである。
こうした患者不在の診療がなされている実態について、その理由などは重々分かる。
しかし、しかし、しかしである。
“患者さま”とあちこちの医院のホームページで、患者を大事にし、丁寧な言葉では述べられているが、実体は全く気持ちが無い事を物語っていると言うことになる。
実にお粗末、嘆かわしい歯科界の事情である。

 

ミラクルデンチャーを扱うには、患者の気持ちを把握せずして、出来得るものではない。
患者のその治療・処置において、もたらされた結果を患者が心から喜ぶか否かにかかっている。
あちこちの講習会などで、アレコレ学んできた歯科医師は、その学びのマニュアルで患者を施治しようとする。
その土俵で治療、処置をしようとする。
例外に相当する患者、逆作用があり、むしろ満足し得ない結果がもたらされた患者・・・・・・
色んな治療を経験してきた患者から、よく聞かされる。
それらの中には、言いようも無い不幸な話もある。
その点、ミラクルでは、その様な事態に陥ることはほぼ無い。

私の9年間を思い起こせば皆無といえるであろう。
ミラクルは、現実に即したこと、噛む、喋る、味わうなど人間の生きる根元に、全てが関わっている。
結果は即、反映される。
その日、その時からその患者の人間そのものが、悩みから解放され、新しい人生行路を旅立ち始める。
患者との相性、不和などの不一致はあるにせよ、患者の素直に受診する気持ち、それに対して、多少しんどくても、難解であっても立ち向かう、ミラクルマンの精神さえあれば、如何なる症例でもこなし得るし、何とか征服してきた。

その精神には、ミラクル独特の世界が広がっている。
ミラクルを扱う歯科医師達は、人生に価値を見出し、直接患者の声を聞いて、どんどんミラクルの世界を制覇したいとミラクル山を駆け上るが、ただそう簡単に頂上に達する事は難しい。
色々な道具、手法、智恵、センス、勇気、優しさなど全てを要するからである。
ミラクルデンチャーの特徴は個々の患者において、その患者の満点を獲得し得る義歯である。
それは、少々の症例をこなしただけでは達しえない事は、簡単に理解出来よう。

私はこう考える。
ミラクルの真実はずっと以前、例えば平安時代、いやそれ以前から存在していたのではないか?
決して笑い話ではない。
なぜなら、ミラクルを考えれば、経験すれば、色んな真実に出くわす。
探究すればするほど先へ、先へと進んでいく。
多くの小さい山が直ぐにできる。
その山が合体して大きな山に・・・
それらがピラミッドの如く、多くそびえている。
現在、天まで届く山は2つある。
3つ目はあるか否か、それは不明。

偶然にも、9年前、私はミラクルの存在を知った。
私はそれ以来、苦悩と感動の狭間でミラクルを経験し、多くの患者の声を聞き、多くのミラクルの世界を垣間見るようになり突き進んでいった。
発案したと思われる色んな装置、テクニックなどは既にミラクルの世界に存在していたのであろう。
またミラクルの世界に存在する実物に似てはいるが、また程遠いものも多くあった。
それらを取捨選択しながらの日々の努力で、理にかなう、正しいであろうミラクルの装置、手技を見つけ、会員に提示し、講習会、メール等でその全貌を出来る限り開示してきた。
これらの事は、ミラクルの存在を世界中の歯科医師に啓蒙するための出発点、前座に過ぎない。

 

先週、九州デンタルショー2012にミラクルのサンプル模型を展示、説明のために出かけて行った。
多くの来訪者があり、活況であった。
私が卒業した大学歯学部の卒業生、先輩、同輩、後輩達が、私の通知したハガキを持参して、語りかけ、その結果、やりがいのある私にとってのデンタルショーになった。
その訪れた先生方の中で何人かが11月の講習会に訪れたいのでと言ったメールを頂き、更に驚いた。
これこそ、講習会演者にとっては、演者冥利に尽きる大きなエネルギーが湧き出でてくる。
出来る限りの事、役立つ事を伝達しようと思惑が渦巻き始めている。

その先生方が自分の診療室に帰って、その来院する患者達にミラクルメソッドを用いることで、今までに聞いた事の無い患者の絶賛する声を聞けば、講習会に大金を支払っても行った甲斐があったとメールでも知らせがあれば、これまた演者冥利の極みとなる。
今後は、今年度の神戸、広島、仙台、東京、大阪で開催されるデンタルショー全てに参加する予定である。
それら全ての会場の何れかに参加されるかもしれない同窓生に、ミラクルデンチャー展示と説明に関するハガキを送り、少しでもミラクルが今後の歯科界で果たすであろう役割、その意義などについても理解を深めて頂き、より一層ミラクルの普及・啓蒙に役立てば、大いに喜ばしい事になり得ると考えての行動である。

ただ言えることは、聞いたからと言って、ミラクルのほんの僅かを理解したに過ぎない。
日々の臨床の中で、そのミラクルメソッドを何回か失敗をも含め、やっと成功した時にこそ、患者と共に笑える事になる。
それほど、ミラクルの世界は、奥が深い。
と言うより、大学ではそうした事を教えない、また教科書にも掲載されていない。
もちろん他の講習会などでも論ぜられていない。
それら語りつくす内容も半端ではなく、しかもその微細を聴講する先生方は聞き洩らしも出来ない。
しかしである。
それらの一端を自分の身につけた先生方は、即、臨床の場で患者から絶賛の言葉を浴び、それまで経験した事の無い世界に没頭するようになる。
だからこそ、ミラクルの講習会は、演者も聴講生もやる気満々、しかも伝達事項が目一杯!
それ故に、何時も7時間ノンストップの講習となってしまう。
これが、ミラクル講習会の真実なる事情である。

私が診る事の出来る患者の数などわずか。
ミラクルを継承する歯科医師を多く養成すれば、ミラクルの恩恵にあずかる患者はそれだけ増える。
しかしそれでも、未だわずか。
世界中には、義歯で、噛むことで、喋ることで、審美的なことで悩み続ける人たちが多く存在する。
それらを考えれば、知れたる数字。
咬み合わせが決まらない患者が夜中に寝ることも出来なくなり、自殺をも考えたりする等、一杯そうした事情を聞かされてきた。
如何に世界中の悩める患者にミラクルと言う朗報を伝達すべきか、世界中の歯科関係者にその手技、手法を教えるべきか???
これは超難問!!!
出来ることからやらねば、これが私の現在の確実なる気持ちである。

 

日々、多くの義歯が作製され、患者に装着されている。
しかし、患者たちは、その義歯をその時以来、はめていない、いや、捨ててしまった・・・・。
医療の財源も少ないのに、そうした無駄が行なわれているとすれば・・・・。
また患者が歯科医院を訪れて、義歯の不具合を指摘しても、義歯とはそのようなものと歯科医師から言われてしまう。
つまり、その不具合な義歯をこうしたら24時間気持ち良く、あるいは抵抗も無く装着されるノーハウ・情報が、大学卒業後に各歯科医院に知らされていないのが現状であると私は思う。
そうした義歯に不満のある多くの患者を診てきたが、未だ改善の処置がなされていないのには愕然とする事も多い。
実際、ミラクルメソッドと言う方法、手技など大学では教わらなかったが、そのミラクルメソッドの一部を用いる事で、その義歯の状態がガラリと変わり、患者が笑みを浮かべ大いに納得し始める。
こうした事が、たった30分程で解決できる。

かと言って、上から下へ、あるいは下から上へ装着するか、着脱するかというパターンの義歯に変わりは無い。
とすれば、ある程度の限界もあるが、それでも患者は以前より楽になった、動かなくなった、噛めるようになった、24時間装着出来るようになった・・・・などなど大体決まった返事が返ってくる。
しかし、それらは歯牙を保護するところまでは至っていないし、歯牙を保護するには無理がある。
そうした修理改造をする際に、私は患者にズバリ尋ねる。
保険適応の修理をするのか?
ミラクルもどきに修理、改造をするのか?
この辺りをはっきりと決めてかからねばならない。
と言うのは、3年ほど前にその辺りの疑問が多々あったので、大阪の近畿厚生局、つまりは厚労省を訪れ、歯科の技官に出来る限りの多くのサンプルを持参して、全ての疑問を投げかけた。

当時、保険で処理する先生、自費で処理をする先生など様々であり、もし法的不都合など発生すればミラクルの普及啓蒙、発展にまで影響が及ぶと考えての行動であった。
2人の技官は、はっきりと刃の如くスパッと答えてくれた。
ミラクル様に修理、改造が少しでもなされた、その時から保険診療から自費診療に移行する。
それが全てであった。
つまりは、保険の制約、保険という枠組みが、きっちりと決まっている。
形体にしても装着、脱離にしてもはっきりとしている。
それらを一歩でも逸脱したものには、保険診療行為とは認めない。
全て自費である。
常識とされている上下方向での着脱から、ちょっと横から、斜めから、後方から義歯が入っていくその瞬間から保険診療ではなくなる。
ミラクルがちょっとでもなされれば、その時から、ミラクルの “ミ” だけであっても自費診療となる。
自費診療であれば、大いにミラクルをやって下さいとまで言われた。

全て霧が晴れるが如く明解に理解でき、早速、会員達にその全貌を伝えた。
最後に技官から聞かれた。
『確かにミラクルは素晴らしいと思う、ミラクルについては以前から知っていた。ところで、ミラクルを保険に導入したいですか?』
と尋ねられた。
私は即座に何時の日か・・・・。
その様に答えた。
保険導入となれば、先に学会で発表、その後厚労省にミラクルについての資料が届き、その後検討をして、認められれば保険導入に至る。
その様な過程を経るために、是非、学会で発表して下さいとのこと。
学会発表など程遠い。
次から次へと改良、改善されるミラクルは一向に止まることがない。
そうしているうちに、上記で述べたミラクルVが登場した。
これまで、会員達が進化するミラクルと言った文言をあちこちの感想文などで述べている。
ソレに対して、何か気恥ずかしいというか、何か妥当性を欠く言葉ではないかとは考えていた。
振り返ればこれまでの進展は、取捨選択の域にあったと思われる。
しかし、ミラクルVは、これについては進化そのものであると考えている。

 

ところで、ところで、ところで、
上記のミラクルVを1ヶ月前に述べていたが、時期を同じくして全く毛色の違うミラクルW・Xが現れた。
ミラクルを気付くことから約8年、その作製、その修理方法、実際の口腔内でのあらゆる対処法、不適応と思われる難症例の克服、その他諸々!
単に苦労の連続だったと述べるだけでは、精神的、肉体的にもその傷は癒えない・・・とそれぐらい過酷であった。
ミラクルVは約1年前から取り組み始めたが、ミラクルの全てを基盤として取り組んできたので、それほど苦しみも無く、ほぼミラクルVの世界が出来上がったようであり、ミラクルV適応の患者に日々取り組んでいる。
ミラクルの世界にもうこれ以上の事はあり得ない、ミラクルVで終わりであると自身に断言してきたが、そうではなかった。
つまり、ミラクルW・Xの出現である。
これこそ、歯科界にとっては超・超・超大朗報になると、私は自信を持って断言する。
おそらく、その最後の姿、形を誰もが想像し得なかったであろう・・・

7月7日・8日、広島で2年に1回のデンタルショーがあった。
中国・四国地方の広島大学歯学部の同窓生、関係者、約1000名の先生方に案内状を送付した。
同窓生であるかどうかの確認後、同窓生の欄に署名して頂いた先生方は34名であった。
いつも通り、東伸洋行(株)のブースでミラクルの展示、説明を行なった。
模型のまたは患者への装着の場面の動画を27インチのモニターで公開した。
その他56個のサンプル模型を持参して来訪される方々に見て頂き、他のデンチャーと何がどのように違うのかなどを理解して頂けるように説明を行なった。
2日間あったが、それぞれの日にスタッフ2人ずつ、計4人と私と、手が空いている時には東伸洋行(株)の社員の方の応援で対応したが、来訪者の多い時には、その対応も儘ならないほど活況であった。
その東伸洋行(株)のブースには100人以上の来訪者があった。
2日間のデンタルショーで約1950人が訪れ、歯科医師は650人であると、終了後に館内アナウンスが流れていた。
結果として、多くの方々が東伸洋行(株)のブースを訪れたことは明らかである。
その様な場であっても、私はミラクルW・Xのことを思い浮かべ、その作製法、その着脱などに心を奪われていた。
もちろん、まだ発表できる段階にあらず。
しかし、何時の日かこの会場で超多数の来訪者にその朗報を・・・・となど思い浮かべていた。

その広島大歯学部の先輩、後輩3人が11月開催のFM講習会に参加する事になった。
講習会のお知らせを焦点にした展示・説明ではなかったが、そうした連絡が入って来ると、それほど期待もしていなかったので、一層の喜びと、嬉しさがある。
同窓生というのは、何か特別なものであり、理屈では割り切れないものがある。
11月に向かって、未だ日はあるが、何となく意識し始めている。
ああしよう、こうしよう、アレコレしよう・・・・・・
いずれにしても、ありがたかった今回のデンタルショー!
スタッフ4人も広島を気に入ってくれたようである。
広島にはミラクル会員が意外と少なく、何時の日か普及・啓蒙のために出掛けようと考えていた。
しかし、多忙にて中々機会に恵まれずと言った矢先に、中国デンタルショーがあった。
1000人の名前書きもミラクルラボの事務局のスタッフにお願いして実現し得たのである。
苦労もあったが、広島での成果は多大であったと言える。
また恩師である80歳の教授が来られたのにはびっくりし、ありがたく、ただただ感謝。
その若さにもビックリ!
感慨深い広島行きであった。

広島でのデンタルショーのあと、9月には仙台で東北デンタルショー、東京で東京デンタルショーがあった。
いずれも活況で、ブースに多くの会員が訪れ、普及・啓蒙の加勢をして頂き、ありがたかった。
ミラクルの着実なる定着と今後の更なる進展を感じ取る事が出来た。
以前から、その日ミラクルと称して、その日に仮のミラクルを作製する、あるいは次の日ミラクル、つまり明日以降にミラクルの作製と装着をしてしまう。
こうしたその日ミラクル、次の日ミラクルの症例を相当にこなしてきた。
最近では、出来る限り多くの悩める、迷う初診患者を診るために、その日初診患者完全終了あるいは次の日完全終了を目指している。
もちろんその中にその日ミラクル、次の日ミラクルも当てはまる。
どのような難解な初診患者、症例であっても、枝葉を削除して、その患者にとって何が幹なのかを考えながら、限られた時間の中で、出来得る限りの処置をすれば、一応納得して、喜んで笑顔で帰って行かれる。
患者の持参した義歯があれば、修理・改造を保険診療でするか、自費診療であるミラクル様でするか、どちらが良いかを私の意見を参考にしてもらいながら、患者に選択頂く。
そうして、その日に一応、噛める、喋れる、味わえる事が可能になることを最低条件として、取り組んでいる。
そうした患者の中で、居住地に近いミラクル歯科医院があれば、そのように噛める、喋れる、味わえるようにだけはしておいて、今後の経過観察や他の治療をも考えて、精通したミラクル歯科医院を患者も納得すれば、出来る限り資料を提供して御紹介するようにしている。
そうした相談で、出来る限り多くの患者の悩みが解消される事に、そうした仕事に、不思議なほど爆発的なエネルギーが湧いてくる。
悩む、苦しむ患者が限り無く大勢いる。
そうした患者を今後、私の限られた人生の終点までの時間に、如何に多くを解決するかなど、私にとっては、実にやりがいのある大仕事!
今のところは、何時までかは分からぬが、まだ自分自身の年齢など意識していない。
他院で不可能であると結論付けられた患者を、全く予想しない領域まで、チカラの限りを尽くすことには、当然やりがいと喜びがある。
例えば噛む事も出来ずにどころか、1日中、寝る時も何処で噛み合わせて良いかもわからないと言って悩み、苦しみ、無表情にまでなった患者が、診療後に、にこやかな笑い顔を取り戻す時がある。
そうなれば、診療側にとっては実にやりがいと生きがいがあるのは当然であろう。
しかし、その日に見事、結果を出すのは難しいこともあるが、意外と、不思議と、何とか予想以上に出来ている。
ミラクルの神様、天の、地の神様が助けて下さったのであろうと思う時が何度かある。
その患者との真剣勝負の際に、その始めて浮かんだ考え、手技・方法をミラクル会員に、講習会などで即座に知らせる事も、私にとってはもちろん重要な仕事である。

 
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