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義歯(入れ歯)相談室 中川歯科医院 大阪市平野区
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患者さんの声

2011/7/12   M.M  女性  48才   大阪府在住
上顎4歯欠損
下顎7歯欠損

 

上は入れ歯をしている。
下には、歯が抜けているが入れ歯はありません。
近くの歯科医院で上も下も全部抜歯して、2週間程歯が無い状態で過ごしてもらって、それから入れ歯を入れることになると言われました。
インターネットで中川歯科医院を見つけ、先生に診てもらおうと思ったのでこちらに来ました。
今日は上の入れ歯を修理してもらって、次回には下の歯をきれいにしてもらえるそうです。
上下にミラクルを入れてもらうことが希望です。

 
 
 

上顎の義歯に関しては、この患者さんにとって苦しいだろうと思われ、即、修理の処置を行った。
その修理の時間は30分!
最初に、集中して30分で行い切ると予定を立てて、ミラクルメソッドを駆使し、現実その通りの運びとなった。
あくまで、保険の枠内での修理に徹しておいた。
保険の義歯でも押さえるべき、ここっという部分を見逃さなければ、24時間装着し切る義歯へと変貌させる事が出来る。
この患者さんは満足していたようである。

下顎については、義歯の床しか入らないところがあり、つまり隙間の無い状況の部分があり、暫間的なミラクル様デンチャーの作製のための印象と噛み合わせを採り、次回装着ということにした。
つまり、自費治療である “次の日ミラクル” の作製となった。
一旦、噛めるという状況をこの患者さんに提供しなければ、一向に前へ進まないということの判断からである。
世の中、噛むことで苦しむ患者さんはあまりにも多い。
私は、まず噛むことが出来ると言う状況をその苦しむ患者さんにもたらすことを、我々歯科医師の唯一の使命、仕事であると考えている。
人生という山登りをしていくのに、一旦中腹で、噛めるということで休憩させてあげねば、その苦しみはいかばかりかと思われる。
夜も寝ておれないと訴える患者さんにも、よく出くわす。
まともな咬み合わせでない、あるいは、咬み合わすことも出来ないという状態が24時間続くとすれば、ゆっくりと眠ることも出来なくなるのは当然である。
自殺すら考えていたと証言する深刻な患者さんに、何回か出くわしたことがある。
我々歯科医師に求められる事は、噛めるということを最優先とするを、先ず出来得るということ、これが1番大事であると私は確信している。
ミラクル会員には、講習会などで、あらゆる駆使したミラクルメソッドを伝達、指導をしてきた。
もちろん、ミラクルメソッドの習得も大事ではあるが、その噛めるという状況を成し遂げるには、その患者さんの信頼、協力と、歯科医師のやり遂げようとする、精神的、肉体的エネルギーが求められる。
それらが上手くマッチした時には、その患者さんの歓びは最大のものとなる。
なぜなら、噛める、喋る、味わえるは、人間にとっては、基本的人権そのものである。当然である。
しかし、しかし、その症例に求められる、治療計画、ミラクルメソッド、患者さんの性格、それぞれ異なり、その辺りがミラクル会員にとっても難解な時もあるようである。
一歩、一歩、講習会やメール配信で、以上述べた考え方を、普及、啓蒙していくことこそ、急務であり、私の優先すべき仕事であると私は考えている。

 
つづく
 
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