2006/9/21 S.K 男性 51才 兵庫県在住
上顎9歯欠損
下顎7歯欠損 |
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4年程前から下の歯4本がぐらぐらしてきて、
上の歯1本もぐらついてきて、そのうち奥1〜2本抜けてきた。
近くの歯医者さんで相談したら、
元々あった上の入れ歯に、歯を増して作ってもらうことになり、
治療が始まると、前の歯は1本駄目だと思っていただけなのに、
いきなり4本も抜かれたことにびっくりして
もうここはだめだと思って、インターネットで探し始めた。
中川歯科医院の上顎の床(ゆか)がないこと。
患者さんの声を見ていると、喋りやすいということ。
日にちがあまりかからないということ。
仕事があるので、あんまり遠くは何回も行けないので 日にちがあまりかからないということが、とても良かった。
遠いから、少し考えたけど、やはりいい歯を作ってほしいので
メールをしたらすぐに院長より連絡をもらって、
来院することになりました。
よろしくお願いします。 |
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(診療始まる)
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下の歯6本、抜歯して、すぐに、入れ歯を作成 上もシーソーのように、がたついていたので修理
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(おかきを食べてもらう)
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下の歯が動かなくなったので、食べられます。
左右の高さも問題ありません。
上はシーソーしていたのが、落ち着きました。
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(お昼ごはん)
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食事は出来ました。
上の元の入れ歯は、まだ違和感がある。 食べかすがはさまるが、シーソーみたいな動きはなくなりました。
下はすごくいいです。話やすいし、違和感はほとんどない。 |
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(下を少し手直し)
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違和感が全くなくなった。
入っているということがわからなくなりました。
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2006/10/3
(前回作製した下の仮の義歯の調子はどうでしたか?)
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左下はちょっと痛かったけど、我慢出来ない程ではなかったです。
少し、がたつきもあったけど、特に問題はなかったです。
食事はきちんと出来ていました。 |
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(本日 ミラクルデンチャー 上下をセット)
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セット後、食事へ
(おろしとんかつ、お餅入りうどん、生野菜、漬物)
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キュウリなど前でかんだら少し浮いた。
前で噛みにくかったです。
左上が少し痛い。キズがあるのかな〜?
奥で噛んだら大丈夫だった。
下はしっかりしていて全くOKです。
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治療
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(おかきを食べてもらう)
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両方で噛めます。
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軽食(サンドイッチ)等を食べに行ってもらう
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上は、だいぶ慣れてきて、良くなってきたけど、
前で噛んだとき、歯ぐきに負担がかかるようです。
それだけで、他は問題ありません。
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治療
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(キュウリを緊急、用意して、厚切り、薄切りを食べてもらう。)
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キュウリの厚切り、うす切り、両方噛めます。
喋りやすいし、口笛が吹けなかったのが吹けるようになりました。
さっきと比べて、気にならない、入れているのを忘れる程わからないです。 以前は上が気になって、舌が常に上の義歯に行っていたのがなくなった。
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治療
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(もう一度、キュウリを食べてもらう)
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前でも噛めます。
さっきよりいい感じです。
(院長より)
寝る時は必ず、義歯を入れておくようにして下さい。
次回は、何も無ければ11月ごろ来院して下さい・・・。 |
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2009/5/12
(約1年前に上顎1歯が脱落して来院。修理を行う。それまでとそれ以降は順調であったとのこと)
上顎1歯、下顎3歯が昨年12月頃に自然に脱落してしまった。
不具合があっても、仕事が忙しく来院する時間がなかった。
また積雪のためもあって来院出来なかった。
今年1月、足の骨折のためにまったく来院出来ず、今日やっと来ることができました。
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【上顎1歯、下顎3歯の増歯を行う】
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【ミラクルテクニックのすべてを行う】
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【せんべいを食べてもらう】
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しっかりと左右とも食べられます。
上は安定剤を付けて、反対側であまり堅い物は食べずにきました。
(今日から肉でも何でも食べられますよと伝えました)
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2009/6/22
1ヶ月前に右上8番が食事中、抜けてしまいました。
今日来るまで、入れ歯がかなり、がたついていました。
それでも何とか噛めました。
抜けてしまった8番(智歯)の小さな装置を切り取りました。
残存歯は左上3番・7番・8番の3本の歯牙だけです。
7番、8番は比較的しっかりしています。
3番は相当に動揺(上下左右に動揺)
多くの診療所では抜歯されるでしょう。
ミラクルはこんな症例にこそ、力を発揮します。
まずは、この3番を出来る限りリジッドになるように装置を改造します。
今まで装置として使っていなかった7番8番に口蓋側の床を延長!
それを基に7番、8番にレジンだけの装置を作製!
金属を使わなくても、堅固な補強線を入れることで解決しました。
そうすることにより、義歯はリジッドになりますが、無造作に蟹の脚の殻を噛んだりとか、フランスパンをかぶりついた時には、その動揺大の3番・犬歯が傷む可能性があります。
慣れてくると自分の歯と錯覚してしまう患者さんもおられます。
患者さんには、自分の歯と錯覚していても、その点だけ注意を促しています。
(食事に行ってもらう)
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ツナサンドを食べてきました。
少し前の歯(3番・犬歯)が少し痛かった。
何もしなければ痛くない。
今日、治療中にその歯を触られて、その痛みが出ているように思います。
この歯は抜かれると思ってきました。
しかし、元通りしっかりと入れ歯が入っています。【笑】
この患者さんには、1ヶ月以内に来院されるように指示しました。
何かあれば、即、連絡頂ければ何とでも出来るのですが、がたついたまま義歯を使われると、歯牙を傷めることにもなります。
少しでも、残存する歯を大事にされるように、患者さんにはくどく啓蒙すべきであると再認識しました。
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2009/6/23
(TELにて)
前の方の痛かった歯(3番・犬歯)がだんだん落ち着いてきました。
今のところ、入れ歯もしっかりしているし問題ありません。
来月は、手術をしなければならないので、当分行けないかもしれません。
それまでに不都合あれば寄せて頂きます。
予想通りの展開です。
ミラクルメソッドの多くが改良され、ほぼ修理等においては、頂点にまで達したと考えています。
新しい材料等が開発され、ミラクルに応用出来れば、また新しい道が出来るでしょう。
しかし、それは枝葉のことであり、大きな幹ではありません。
今行っているメソッドで十分であります。
特に、この4ヶ月、修理等で行き詰ったことがありません。
2〜5年前に装着した義歯で、問題を持って来院された患者さんで、義歯の破損があったり、この患者さんのように歯牙が抜けたり、またその他のことであっても、その患者さんが帰られる時には、にっこり笑って今日が最高にピッタリしていると言われます。
つまり、現在知りうるノーハウをすべて行い、間違いなく失敗せずに、その順も正しく行えば、必ずベストに到達出来ると確信しています。
と同時に証明していると考えます。
患者さんの証言がすべてです。
患者さんの満足が無ければそれは、無に等しい。
と私は信じています。
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つづく
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